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病気をしたときの国の援助一覧:高額医療費制度から医療費控除まで

日常生活
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まるたく
まるたく

みなさん、こんにちは!

このブログの投稿者のまるたくです!


病気や怪我は
誰にでも突然やってくるものですよね

ぼくも最近まで
闘病生活を送ることになったのも
まさに青天の霹靂でした

自分が病気になったとき
身の上を心配するのももちろんですが

仕事ができなくなり
家庭の負担が大きくなる一方で
検査や治療費でいったい
どのくらいかかるんだろう、、、、などなど

お金のことって心配になりますよね

そこで今回は
もし病気になった時に
日本でサポートしてくれる
制度について紹介していきたいと思います

こんな人におススメ!

・日本で受けられる医療制度を知りたい人
・高額医療費制度や医療費控除について知りたい人
・これから申請しようとしている人

それではどうぞ!

上の図をみてください
申請のステップを
まとめてみたので

こちらも参照しながら
進めていきたいと
思います

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高額医療費制度とはなにか?

高額医療費制度は
医療費が一定の額を超えた場合に
その超過分を国が補助する制度です

もし病院にかかっていた時に
医療費が高額になった際
自己負担額を抑え
医療負担を軽減することができます

この制度は
国民健康保険または
厚生年金に加入している方々が対象です

高額医療費制度は
以下のような場合に利用できます

医療費が一定の額を超えた場合
医療費の自己負担分が
一定の限度額を超えると
その超過分が補助される
※所得や年齢に応じて自己負担限度額が設定されている

特定の疾患にかかる場合
特定の疾患にかかる場合
高額医療費制度の対象となることがあります
※がんや難病などが含まれます

高額医療費制度の
具体的な仕組みは次の通りです

自己負担限度額
自己負担限度額が設定されています
この限度額を超える医療費が発生した場合に
超過分が補助されます

申請の手続き
加入している健康保険組合に
申請をすることで補助の対象になることが
できます

・補助の算定
申請が受理されると補助の算定が行われます
自己負担限度額を超えた分に対して
一定の割合で補助が行われます
限度額を超える期間が
実際に申請日より前の期間であっても申請は可能です

高額医療費制度を利用することで
急激に医療費が膨らんだ場合でも
負担を軽減することができるため
特に大規模な治療や手術を受ける際には
ありがたいですよね

傷病手当金とはなにか?

傷病手当金は
労働者が病気や怪我により
業務の継続ができない場合に
支給される給付金です

労働者が健康であることが
労働力の維持に直結するため
この手当は社会的な安定と
生活の維持を支える重要な制度といわれています

傷病手当金は
労働者の所属する
健康保険組合から支給されます

手当の支給期間は
病気や怪我に応じて異なり
一般的には次の3つに分類されます

・短期入院手当
通院が必要な病気や怪我により
入院が必要な場合に支給されます
病院での治療に通院する際の
医療費や入院費用の一部を補填します

・通院手当
入院が不要な病気や怪我で
通院治療を行う場合に支給されます
通院にかかる医療費を一部カバーします

・療養手当
病気や怪我により通院や入院が必要なくとも
仕事を休む必要がある場合に支給されます
療養中の生活費を一部補填します

傷病手当金の受給資格は
健康保険に加入していることが必要です
そのため正規の労働契約を結んでいる従業員や
自営業者が契約する労働者災害補償保険にも適用されます

手当の支給額は
所得に応じて変動します
収入の一定割合を基準として
手当が計算され
手当の上限と下限が設定されています

また手当の支給には申請手続きが必要で
通院や療養の状況に応じて手続きを行います

傷病手当金は病気や怪我により
収入が減少した際に
一時的な経済的な支援を提供します

労働者や自営業者にとって
安心して療養に専念できるような
社会的なサポートを提供する制度です

障害保険とはなにか?

障害保険は
障害を持つ方々に対して
支給される年金の一種です

この制度は
障害によって労働能力が低下した場合に
生計を維持するための
経済的な支えを提供することを目的としています

障害保険には
大きく分けて以下の2つの給付金があります。

・障害年金(障害基礎年金・障害厚生年金)
障害により労働能力が低下し
就労が難しい状態にある方に支給されます
障害の程度に応じて、年金の額が異なります
障害年金は、障害者本人やその家族に支給されます
国民年金または厚生年金に
加入していることが受給の条件です

・障害児福祉手当
障害を持つ子供を養育するために
親が支給される給付金です
障害児福祉手当は
障害の程度に応じて支給額が異なり
家庭の所得によっても支給額が変動します

障害保険の受給資格は
障害者手帳を持つことが一般的な要件となります

障害者手帳は
障害の種類や程度を証明するための重要な書類で
医師の診断に基づいて交付されます

障害年金の受給条件は
障害者手帳を持ち
一定の障害程度を満たすことが必要です

障害の程度に応じて
1級から5級までの障害階級が設定されており
それに応じて年金の支給額が異なります

障害保険は
障害により労働能力が低下した際の
生計の安定を支えるために非常に重要な制度です

障害保険を受給することで
障害者とその家族の生活を支えることができます

医療費控除とはなにか?

医療費控除は
日本の税制において
医療費を一定の割合で控除する制度です

この制度を利用することで
医療費が高額になった場合でも
所得税や住民税から差し引かれる
金額が減少し、実質的な負担が軽減されます

具体的な仕組みや
申請方法について詳しく解説します

医療費控除の仕組みは
年収に応じて医療費の一部が
控除されるというものです

年収が高いほど控除率が低くなり
年収が低い場合にはより多くの
医療費が控除されます

医療費控除の対象となる医療費は
自己負担分や家族の医療費も含まれます

また特定の医療費については
さらに高い控除率が適用されることもあります

申請は主に確定申告時に行います
具体的な手続きは以下の通りです

・必要な書類の収集
医療費に関する領収書や明細書を集める
これには診療費、薬代、入院費、手術費などが含まれる
家族分の医療費も含めすべての支出を記録する必要がある

・確定申告書の記入
所得税や住民税の確定申告書を記入
医療費控除の欄に必要事項を記入し控除額を計算する
申告書の種類によっては
別途医療費控除申告書を提出する必要がある

・提出
記入が完了した確定申告書を
税務署またはe-taxにて申請します
提出期限には注意

医療費控除は
医療費が高額になった場合には
大きな支援となります

年収や家族構成によって
控除額は異なりますが

計算方法を理解し
適切に申請することで節税効果が期待できます

よくあるQ&A

Q
高額医療費制度はどのくらい負担してもらえるのか?
A

高額医療費制度は、一定の自己負担限度額を超えた医療費を補助します

具体的な補助額や限度額は、所得や年齢に応じて異なります

全国健康保険協会HPより引用

報酬月額とは?
事業所に勤める方が会社から受ける基本給に加えて
役付手当、通勤手当、残業手当などの各種手当を加えた
1カ月の総支給額(臨時に支払われるものや3カ月を超える期間ごとに受ける賞与等を除く)

標準報酬月額とは?
報酬月額を保険料額表の1等級(8万8千円)から32等級(65万円)までの32等級に分け
その等級に該当する金額のことを「標準報酬月額」という
被保険者の「標準報酬月額」は、事業主から提出された届書に基づき
日本年金機構が決定している

Q
高額医療費制度の申請方法を教えてほしい
A

高額医療費制度の申請は、医療費が一定の額を超えた場合に行います

全国健康保険組合HPより引用

この制度を利用するためには「限度額適応認定証」を交付してもらう必要があります

該当者の年齢や所得の違いによって異なりますが

低所得者の方は「健康保険限度額適用・標準負担額減額認定申請書」を

それ以外の方は「健康保険限度額適用認定申請書」を所属先の協会けんぽへ送付します

後日協会から限度額適応認定証が郵送で送られてくるので

初回・または月初めの診察の際に病院の受付で掲示するようにしてください

※マイナンバーカードで処理してもらえる病院では掲示が不要なところもあります

Q
傷病手当金をもらえる人はどんな人か?
A

傷病手当金は、労働者が病気や怪我により業務の継続が困難な場合に支給されます

会社員なら健康保険に加入していること

自営業の方なら労働者災害補償保険に加入している方が対象です

なお申請は休職期間の事後となるため

長期でまとめてしまうと実際に給付金を受け取るのがずいぶん遅くなります

そのため長期休業の場合は、1ヵ月ごとの申請がおすすめです

手当の支給期間や対象者により異なりますが、計算は以下のように行います

全国健康保険組合HPより引用
Q
障害年金をもらえる人はどんな人か?
A

障害年金は、病気やけがによって生活や仕事などが制限されるようになった場合に

現役世代の方も含めて受け取ることができる年金です

障害基礎年金の対象者
①障害の原因となった病気やけがの初診日が次のいずれかの間にあること
・国民年金加入期間
・20歳前または日本国内に住んでいる60歳以上65歳未満の方で年金制度に加入していない期間

②障害の状態が、障害認定日または20歳に達したときに障害等級表に定める1級または2級に該当していること

③初診日の前日において、保険料の納付要件を満たしていること


障害厚生年金の対象者
・厚生年金保険の被保険者である間に、障害の原因となった病気やけがの初診日がある
・障害の状態が、障害認定日に、障害等級表に定める1級から3級のいずれかに該当している
・初診日の前日において、保険料の納付要件を満たしている

障害年金ガイド,日本年金機構より引用

障害等級表,障害年金ガイド,日本年金機構HPより引用
Q
傷病手当金と障害年金は同時に受給してもらうことはできるか?
A

傷病手当金と障害年金は、同時に受給することは基本的はできません

しかし条件を満たす場合に同時に受給が可能になります

傷病手当金と老齢年金などの併給について,協会けんぽ みやざきより引用
Q
医療費控除はいつ、どうやって申請するのか?
A

医療費控除は、通常年末調整や確定申告の際に申請します

医療費の明細や診療報酬明細書などを収集し、確定申告書に必要事項を記入します

その後、e-taxまたはお近くの税務署に提出して控除を受けることができます

Q
医療費控除はどのくらい還付されるのか?
A

医療費控除の還付額は、年収や医療費の合計額に応じて異なります

一般的には、医療費の一部が還付され、所得によって還付額が変動します


ひとつ例をあげます

例:課税所得300万円の人の還付金を考える

1年間の医療費合計は10万円・20万円・30万円の3パターンで考えます

また補填額として生命保険会社からの給付金が5万円のケースを想定します

まずは、1年間にかかった医療費の金額ごとに医療費控除の金額を計算します

計算式は「医療費控除の金額=医療費総額-補てん額-10万円」です

10万円の場合:10万円-5万円-10万円=-5万円

20万円の場合:20万円-5万円-10万円=5万円

30万円の場合:30万円-5万円-10万円=15万円


1年間の医療費が10万円のケースでは
控除額がマイナスになるため医療費控除は受けられません


20万円、30万円のケースでは、控除額がそれぞれ5万円、15万円です

次に医療費控除の金額に税率を掛けて還付金を計算します
課税所得300万円の人の所得税率は10%です。

20万円の場合:5万円✕10%=5,000円

30万円の場合:15万円✕10%=1万5,000円

年間医療費が高額になるほど、還付金は多くなります

細かい計算面倒な方には以下のサイトから自動で計算してくれるようです

試しに使ってみてもいいかもしれませんね!

医療費控除簡易計算

まとめ

最後に今回の投稿をまとめたいと思います

まとめ

・病気の際は国の援助制度を利用し医療費負担を軽減する
・医療費控除/傷病手当金/障害保険/高額医療費制度がある
・どの制度も申請方法や条件を理解し、必要な時に利用する

今回は以上になります!

まるたく
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最後までブログを見て頂きありがとうございました!

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